おやっと思ったら要注意知っておくべき認知症の症状まとめガイド

幻覚・錯覚

実際には見えないものが見えたり聞こえたりする幻覚、錯覚などの症状も、認知症では多く見られます。具体的にはどのような症状が現れるのか、特徴や原因、対処法について紹介しましょう。

認知症を原因とする幻覚や錯覚とは

年齢を重ねることによって、目や耳の機能が衰えることは、誰にでも起こります。目が見えにくかったり、耳が聞こえにくかったりすると、見間違いや聞き間違いが起こりやすくなりますが、ここにさらに脳の異常が加わることで、幻覚や錯覚が確信へと変わってしまいます。

例えば、レビー小体型認知症は幻覚の症状が強く出ます。その内容はかなり具体的で、すでに亡くなった方が家にいる、知らない子供がいる、ヘビや虫などがたくさんいる、などと発言する例があります。

幻覚や錯覚が起こる原因は

認知症を患っていなくても、幻聴や錯覚が起こることは誰にでもあります。これは、聞き間違えや見間違いというものなので、すぐに間違いであったことに自分で気が付きます。しかし、認知症によって脳に機能低下が起こると、間違いが頻繁に起こりやすくなるだけでなく、間違いだと気が付く機能も低下してしまうため、本当だと思い込んで確信になってしまうのです。

幻覚や錯覚を改善するためには

これらの症状が全く起こらないように改善するのは難しいですが、起こりにくいように工夫することは可能です。幻覚や幻聴を訴える時は、体調が良くなかったり、不安を強く感じている場合があります。本人とよくお話をして、何か不調や不安がないかをチェックしてみてください。

また、壁や天井のシミなどを隠したり、カーテンが揺れないよう固定するなどの工夫をするだけで、見間違いや聞き間違いが起こりにくくなります。

家族や介護者はどのような対応をするべき?

本来なら見えないものが見える、と言われると「そんなことはない」と否定してしまいがちです。しかし、強く否定されると本人の不安が強くなったり、興奮してますます症状がひどくなってしまうこともあります。

まずは、「もういないから大丈夫だよ」とか「もう帰ったよ」など本人が安心できるように穏やかな言葉で接してみましょう。幻覚が見える場所へ行き、「ここですか?」と確認してみると見えなくなるケースが多いようです。

認知症の予防方法まとめ