おやっと思ったら要注意知っておくべき認知症の症状まとめガイド

せん妄

激しい混乱状態に陥ることもある、せん妄の症状について、特徴や原因、家族や介護者がどのように接すればよいのか、などをまとめてみました。

認知症を原因とするせん妄とは

せん妄とは、意識障害を伴う興奮状態のことをいいます。何らかの疾患や薬物の摂取などがきっかけとなり、脳の機能が急激に低下して神経伝達ができなくなります。すると、興奮して暴力をふるってしまったり、大声で叫んでしまうこともあり、声をかけても興奮が抑えられず、対応が難しい状態となります。

せん妄が起こる原因とは

てんかんや脳血管の疾患、心不全、腎不全などの疾患によって起こる場合が多いのですが、中には認知症が原因で症状が起こるケースもあります。また、パーキンソン病の治療薬や抗うつ剤などの薬剤の副作用で症状が出ることも。高齢の方は、脳に直接関係がなくても、外科手術後にせん妄が現れることが多いそうです。

認知症の方に現れるせん妄は、ストレスを強く感じている時や引っ越しや入所などで環境が変わった時などに起こる場合があります。夜間せん妄という、夜だけに出る症状もあるそうです。

せん妄を改善するためには

少しでもせん妄を起こしにくくするために、日ごろから体調を整えることが大切です。特に水分補給を忘れてしまうことによる脱水状態や、体温の調整に気を付けましょう。

睡眠不足も、せん妄症状に直接つながる要因です。落ち着いて寝られる環境を整えるとともに、昼間にはきちんと起きて適度に活動することで、夜間の睡眠を確保できるように工夫することが大切です。

日中は日光を浴びてお散歩したり、明るい部屋で軽い運動をするなど、生活のリズムを正常に戻すことで夜間のせん妄が改善する可能性があります。

家族や介護者はどのような対応をするべき?

激しく暴れているときは、興奮が収まるまでしばらく離れて様子をみるべき。そのために、普段からぶつかると危険なものを部屋に置かない、など注意しておきましょう。

声をかける時は、おだやかにゆっくりと話しかけます。本人に安心感を与えることが最も大切ですから、怒ったり否定することはせず、「大丈夫だよ」と優しく説得するように話すのがポイントです。

認知症の予防方法まとめ