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レシチン・ホスファチジルセリン

認知症の予防効果に注目が集まっている、レシチンやホスファチジルセリンについて、成分の特徴や脳での効果、効率よく摂取する方法などを解説しています。

レシチン・ホスファチジルセリンとはどのような成分なのか?

レシチンやホスファチジルセリンは人間の体の細胞膜などに多く含まれているリン脂質です。それぞれ性質が若干異なります。

レシチンの特徴

レシチンは、私たちの体を構成している細胞の中の、細胞膜に多く含まれているリン脂質を総称したものです。細胞の中と外とをつなぐ機能を担っていて、乳化や浸透などの特殊な作用を持っています。レシチンが不足すると新しい細胞を生成できなくなって細胞が老化してしまったり、脳だけでなく体のあちこちが機能低下を起こしてしまいます。

ホスファチジルセリンの特徴

脳の神経細胞に多く含まれているリン脂質。細胞膜の内葉という部分に主に含まれているそうです。レシチンと似た成分ですが、レシチンよりも希少な成分であると言われています。しかし、脳の神経細胞膜では存在濃度が高くなり、より高い確率で神経細胞へ作用する成分であることが分かっています。

認知症にどのような効果をもたらすのか?

認知症に対する効果について、それぞれまとめてみましょう。

レシチンによる効果

低分子のレシチンは血流にのって脳に入り込むことができ、脳の神経細胞を強化する作用を持ちます。神経伝達物質であるアセチルコリンに変化することもできるので、脳の神経伝達をサポートすることも可能です。

ホスファチジルセリンによる効果

アルツハイマー型認知症は、脳の神経伝達を活性化させる作用があると言われるアセチルコリンという成分が欠乏状態になることが原因のひとつとされています。ホスファチジルセリンを摂取すると、そのアセチルコリンの血中濃度を上昇させる効果があるとされており、認知症の症状を抑制する作用もあると考えられます。

レシチンやホスファチジルセリンはどのような食品に含まれるのか?

レシチンは豆腐や納豆、おからやきな粉など、大豆を原料とする食品に多く含まれています。そのほかにも、レバーや卵黄、小魚やごま油などにも含まれていると言われています。

ホスファチジルセリンも大豆や肉類に含まれていますが、食品から摂取した場合は、そのままでは分子が大きくて脳関門を通過できないため、脳への作用が期待できません。体内で一度分解されてから脳で再合成されることになります。レシチンに関しても同じことが言えます。

レシチンを含む食材について詳しく見る

レシチン・ホスファチジルセリンはなぜ認知症に効果があるのか?

レシチン・ホスファチジルセリンはなぜ認知症に効果的なのかまとめてみます。

レシチンの効果について

大豆や卵黄の主要なリン脂質であるレシチンから脂肪酸が脱アシル化したグリセロホスホコリン(α-GPC)は,神経細胞に必要なコリンの良い供給源であると考えられている。

出典:グリセロホスホコリンの脳機能保護効果の検討 一般社団法人日本家政学会 2014
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kasei/66/0/66_173/_pdf

レシチンが脳の神経細胞を強化することは研究結果としても報告されており、コリンを供給することによって脳機能を活性化させて抗老化作用をもたらすといわれています。

さらにこの研究結果によると、研究対象となったマウスのうち、レシチンを摂取したグループは新しいものへの関心を強く示しており、認知症の症状でもある無関心を予防する働きもあると考えられています。

ホスファチジルセリンの効果について

ホスファチジルセリンのアセチルコリン量増加については、体内に摂取した際にα波リズムが高まることが原因だという報告があります。

PSを静脈内投与して脳内の変化をEEG法で検査したところ,PSはα波リズムを平均15~20%高め,悪影響は見られなかったとの報告がある。このEEGリズムは脳のアセチルコリンーコリン作用活性を示し,老化や認識力の低下でそのリズムの低下が見られる。

出典:マリンビタミンと脳機能賦活 矢澤 一良  東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科ヘルスフード科学 2006
https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/6/2/6_85/_pdf

脳内のアセチルコリン量が減ったときにはα波リズムの低下が見られるというところから、反対にリズムが高まっているときにはアセチルコリン量は増加し、脳内神経伝達が活性化した状態になると考えられます。

食品から摂取するにはどのくらいの量が必要?

それぞれの1日に必要な量は、ホスファチジルセリンは200~300mg、レシチンは3,000~6,000mgだと言われています。

例えば大豆製品を50g食べたとして、摂取できるレシチン量は約1,000mg、ホスファチジルセリンは2,950mgです。ホスファチジルセリンは必要量が摂取できることになりますが、レシチンは全く足りません。

そして大豆製品50gを毎日摂取し続けることは、とても大変です。大豆製品は味にバリエーションが少ないため、少々面白みに欠けるかもしれません。どちらにしても大量に大豆製品を食べなくてはいけなくなるので、やはり摂取するにはサプリメントが一番でしょう。

レシチン・ホスファチジルセリンが配合されたサプリメント

こちらではレシチンとホスファチジルセリンが同時に摂取できるサプリメントをご紹介します。

ファンケル PS(ホスファチジルセリン)

  • 価格:3,024円
  • 容量:60粒(30日分)
  • ホスファチジルセリン100mg配合
  • レシチン62mg配合

http://www.fancl.co.jp/Items/Detail?category=02&item_code=5038a

ナチュレサプリメント DHA&EPA&PS(ホスファチジルセリン)&レシチン

  • 価格:5,965円
  • 容量:90粒(30日分)
  • ホスファチジルセリン120mg配合
  • レシチン345mg配合
  • DHA320mg配合
  • EPA180mg配合

http://www.nsup.jp/lineup/145dha_epa_ps_lecithin.htm

※有効成分配合量は1日の必要摂取量を飲んだ場合の配合量です。

ワサビの成分も認知症への効果が期待されている

レシチンとホスファチジルセリンは、両方とも脳機能を活性化する作用があります。実はワサビにも認知症予防・改善の効果があるといわれており、学習機能を司る脳の海馬を活性化させる効果が期待できます。

ワサビの「ワサビスルフィニル」という成分の働きですが、抗酸化作用も持っています。練りワサビではなく本ワサビに多く含まれていて摂取が困難でした。サプリでの販売も開始されている話題の成分です。

ワサビスルフィニルの認知症への効果について詳しい情報を見る>>

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