おやっと思ったら要注意知っておくべき認知症の症状まとめガイド

DHA・EPA

脳を活性化させたり記憶力を高めるとされてブームとなったDHAやEPA。実際にどのような特徴がある成分で、認知症に対してどんな効果が期待できるのか、簡単に解説しましょう。

DHA・EPAとはどのような成分なのか?

「頭が良くなる」と言われて話題となったDHA(ドコサヘキサエン酸)は、不飽和脂肪酸の一種で、脳で記憶を司る海馬という部分に多く存在している成分。神経細胞の伝達を活性化させる作用があり、言うなれば脳の栄養分です。また、DHAは脳へ流れ込む血液の関門を通過できる数少ない成分のひとつですので、たくさん摂取することで脳の衰えを防ぎ、機能をアップさせることができるのです。

同じ不飽和脂肪酸のひとつであるEPA(エイコサペンタエン酸)は、血管に作用して血流を促進したり、血液中の余分な脂質などを取り除く作用があると言われ、「血液サラサラ成分」として知られています。

DHA・EPAはなぜ認知症に効果があるのか?

DHAやEPAが、なぜアルツハイマー型認知症に効果があるのかは、まだ完全に解明されていません。ですが、研究の結果によると、脳神経の細胞死を抑止する効果、脳神経細胞を保護する効果などがあると報告されています。

大脳皮質,海馬での抗酸化能が増強されることにより,食餌性DHAはβ一アミロイド蛋白の脳内沈着による空間認知機能障害を予防するものと思われる。 また,ニューロンのアポトーシスを保護する様々な関連遺伝子の発現を増強することにより,不溶性のβ一アミロイド蛋白によりもたらされる脳神経の細胞死を阻止する。

出典:ドコサヘキサエン酸による脳機能改善作用と神経疾患への応用 橋本 道男 島根大学医学部生理学講座環境生理学 2002
www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/6/2/6_67/_pdf

β一アミロイド蛋白というのは人間の脳の中に蓄積する老廃物で、この物質が溜まることで認知症が引き起こされるといわれています。β一アミロイド蛋白が大量に蓄積することで脳内の神経は傷つき、細胞死が引き起こされるのです。

  • 抗酸化力によって思考を司る脳内皮質の老化を予防する
  • 抗酸化力によって酸化に弱い海馬を保護する
  • 認知機能の低下を予防する効果が期待できる

DHAは脳内の神経と細胞に対してこのような働きをするため、認知症に効果的だといわれているのです。そしてこの研究結果によると、DHAだけではなくEPAに関しても同様の働きがあると考えられています。

DHAやEPAはどんな食品に含まれているのか

DHAやEPAは、魚の脂肪に含まれている不飽和脂肪酸です。イワシやサバ、アジなどの青魚の皮には、特に多く含まれていると言われています。「魚を食べると頭が良くなる」と言われてブームとなったのは、そこに起因しているわけです。

DHA・EPAを含む食材について詳しく見る

食品から摂取するにはどのくらいの量が必要?

DHAやEPAは青魚に含まれていますが、一般財団法人日本水産油脂協会内のDHA・EPA協議会によると、生魚から摂ることで効率的に摂取することができるそうです。

DHA・EPAは魚を加工する段階で油や出汁の中に溶けだしてしまうため、生魚を推奨しています。1g摂取するのに必要な食品量は、マグロトロで2~5切れ、ハマチの刺身で3~5切れです。

DHA・EPAによる効果を実感するためには、1日1~2gの量を摂取するとよいといわれています。

マグロやハマチの刺身を毎日10切れ食べ続けるというのはかなり大変なことです。しかも、DHA・EPAは1日にたくさん摂取するものではなく、毎日必要な量を継続的に摂取することが好ましいとされています。

1日の必要量を毎日欠かさずに、継続的に摂ることは、ほぼ不可能といってもよいほど難しい事です。そのため、DHA・EPAはサプリメントから摂取するのが手軽で、長期的な継続にも適しています。

DHA・EPAが配合されたサプリメント

DHA・EPAを配合したサプリは、たくさんの種類が販売されています。こちらでは代表的なものを2つご紹介します。

<DHCの健康食品 DHA>

  • 価格:1,286円
  • 容量:120粒(30日分)
  • DHA510mg、EPA110mg含有

<小林製薬 DHA&EPA EX>

  • 価格:2,700円
  • 容量:150粒(30日分)
  • DHA125mg、EPA190mg、α-リノレン酸355mg含有

※有効成分配合量は1日の必要摂取量を飲んだ場合の配合量です。

ワサビの成分も認知症への効果が期待されている

実はDHA・EPAだけではなく、ワサビスルフィニルというワサビの中の成分が、認知症に効果的と注目されています。

ワサビスルフィニルには、解毒作用、殺菌作用の他に、強い抗酸化作用があるといわれています。DHAと同様に脳内の神経細胞を保護し、強化する働きもあると考えられているのです。

さらに血流を改善する効果もあるため、認知症の予防と同時に、脳梗塞などの予防もできる注目の成分です。

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