おやっと思ったら要注意知っておくべき認知症の症状まとめガイド
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そもそも認知症とは

認知症とはどんな病気なのか、症状の特徴や原因、認知症の種類など、知っておきたい基本情報をまとめています。

認知症とはどのような病気か

認知症は、何からの疾患によって脳が委縮し機能低下を起こしてしまう進行性の病気です。脳の機能が衰えてしまうと、精神的にも身体的にも不具合が生じてきます。このことによって、日常生活が著しく損なわれてしまう状態が認知症なのです。よく耳にするアルツハイマー型など、原因別に数種類に分類されています。

調査によると、65歳以上の高齢者の15%程度は介護が必要な認知症患者であり、軽度な方を含めると全体の3割にも上るそうです。実に高齢者の3人に1人が認知症を発症している計算になります。

原因別に見る認知症の種類

認知症は、脳の機能低下を起こす原因となる疾患別に数種類に分類されます。主なものは以下の4つです。

アルツハイマー型認知症

認知症の約6割がこのタイプだと言われており、男性よりも女性に多いことも特徴です。脳にアミロイドβなどの特殊なたんぱく質が蓄積され、神経細胞を破壊してしまうことが原因とされています。脳の神経伝達に支障が出るだけでなく、進行するにつれて脳そのものが委縮してあらゆる機能を失ってしまいます。

多くは65歳以上の高齢者が罹患しますが、40代、50代などの若い世代でもアルツハイマー型の認知症を発症することがあります。その一部は遺伝によることが確認されていて、家族性アルツハイマー病と言われています。

主な症状は、記憶障害や見当識障害、判断力の低下など。物盗られ妄想や徘徊が見られる場合もあります。

脳血管型認知症

アルツハイマー型の次に罹患者が多いとされるのがこのタイプ。脳梗塞やくも膜下出血など脳血管の疾患に起因し、血流が行きわたらなくなった脳の神経細胞が壊死することで、認知症の症状が出るものです。女性よりも男性の患者数が多く、アルツハイマー型と併発している混合型の方もいます。

アルツハイマー型とは少し異なり、病状が悪化したり停滞したり、一進一退を繰り返すのが特徴です。機能低下を起こしているところと正常なところが混在していて、1日の内でもコンディションに差が出るため、まだら認知症とも呼ばれます。

レビー小体型認知症

1976年に発見され、95年にレビー小体型認知症と名付けられました。女性よりも男性の発症率が高いことでも知られています。レビー小体という特殊なたんぱく質が大脳皮質や脳幹に蓄積され、神経細胞が破壊されてしまうことで認知症を発症します。

初期の段階から見当識障害や幻覚が見られ、パーキンソン病のような手の震えや筋肉のこわばりなどが起こる場合もあります。調子がいい時と症状が重い時がまだらに起こるのも特徴です。

前頭側頭型認知症

脳の前頭葉や側頭葉に萎縮が起こる疾患で、患者数はそれほど多くありませんが、若い方でも発症する可能性のある認知症です。一般的な認知症のような物忘れや記憶障害がそれほど強くないかわりに、反社会的な行動や常識外れの行動が多くなるという特徴があり、精神疾患と間違われることもあります。

言葉のオウム返しや同じ行動を何度も繰り返すなど、特殊な言動が目立つようになります。極端に食欲が増して食べあさる行動が増えたりしたら、この疾患を疑う必要があります。

認知症の予防方法まとめ